2008-04-23 第169回国会 衆議院 経済産業委員会 第9号
○村上参考人 お答えします。 最初に、海外でやるか日本でやるかという御質問でございます。 これは、松橋参考人が言ったとおり、いわゆる経済合理性の安い方でいくか、あるいはリスクヘッジを考えた安定性でいくかという両方の側面がございまして、私の考えは、二元論じゃなくて両方を進めるべきである。それで、その情勢を見ながら、決してこれは二者択一じゃないと思います、いわゆるカーボンのプライスを見ながら、最適なところに
○村上参考人 お答えします。 最初に、海外でやるか日本でやるかという御質問でございます。 これは、松橋参考人が言ったとおり、いわゆる経済合理性の安い方でいくか、あるいはリスクヘッジを考えた安定性でいくかという両方の側面がございまして、私の考えは、二元論じゃなくて両方を進めるべきである。それで、その情勢を見ながら、決してこれは二者択一じゃないと思います、いわゆるカーボンのプライスを見ながら、最適なところに
○村上参考人 お答えします。 最初の住宅などの断熱規制の話でございますが、ヨーロッパには確かに規制している国がございます。それは大体日本よりも寒いところで、暖房するのが非常に高くて、例えば、ヨーロッパ、アメリカ、住宅の中の運用エネルギーの暖房の占める割合が五五%ぐらいです、五十数パー。日本は、それが二七%ぐらいでございます、冷房を入れても三〇%未満でございます。 ですから、今先生おっしゃったコスト
○村上参考人 御紹介いただきました村上でございます。独立行政法人建築研究所の理事長をしております。 私、国土交通省の社会資本整備審議会の建築分科会会長として、省エネ法改正の審議に参加いたしました。この辺の経緯を踏まえてお話しさせていただきます。私、建築を専門としておりますので、そういう観点から御意見を申し述べます。 まず、御存じのように、いわゆる民生分野、これは建築関係でございますけれども、ほかの
○村上参考人 お答えします。 基準法等の改正、それから士法の改正、それで今回の瑕疵担保責任の法律、この三者で、私は、相当部分、いわゆる事故の再発防止とそれから被害者救済は、その対応が完成したというふうに考えております。 それから、一つやはり問題は、そういう不良業者にすきを与えないことでございます、そういう二つの法律、基準法を厳しくするとか士法を改正するとかいうことで。もう一つは、設計段階で住宅性能表示制度等
○村上参考人 お答えします。 機能するかどうかという御質問でございますが、現段階は大枠を示されたわけでございまして、私はこれで大丈夫だと思っておりまして、さらに今後、政省令の細部の設計に入るわけでございますけれども、その際に、例えば保険料率とか供託金とか、何としても機能するように制度設計をしていただきたい、そういうふうにお願いする次第でございます。
○村上参考人 御紹介いただきました慶應義塾大学の村上でございます。現在、日本建築学会の会長を務めております。きょうは発言の機会を与えていただきましてありがとうございました。 私は、現在、国土交通省の社会資本整備審議会の建築分科会の会長として、また、その下の基本制度部会の部会長として、耐震偽装問題でいろいろ明らかになりました課題に対応するため、審議会の答申を取りまとめる作業に参加する機会を得ました。
○参考人(村上周三君) 申し上げます。 組織を一つに絞るとか加入を義務付けるとか、随分審議会でも議論出まして、いろいろ事務局でも内閣法制局と相談していただいたそうでございますけど、例えば結社の自由とか、もうちょっと上位の法律概念でなかなか難しいというようなことを聞いております。 それからもう一つは、今最後に先生おっしゃった建築士でなければ事務所が持てないというような業務形態に関しまして、日本には
○参考人(村上周三君) 御指摘の懸念あるかと思います。 ただ、答申であそこまで強く書いたわけでございますから、法律の条文にしなくても今後是正されるのではないかというふうに私は期待しております。
○参考人(村上周三君) 御紹介いただきました慶應義塾大学の村上でございます。 私、今回の社会資本整備審議会の方で建築分科会会長を務めておりまして、また基本制度部会の会長としまして審議会報告の取りまとめに当たりました。また、現在、日本建築学会の会長を務めております。 昨年来、この建築分野で幾つか不祥事が明らかになりまして、危険な建物が設計あるいは施工されているということが明らかになりまして、国民の
○村上参考人 お答えします。 今回、この一連の不祥事によりまして、大変大きな混乱が国民の中で生じております。でございますから、私の方では、とにかく緊急に抜本的な対策が必要である、これが大事であるということで、建築基準法あるいは建築士法の運用の厳格化を盛り込んだ中間報告を取りまとめました。特に注意してまとめましたのは、偽装を試みるに至った建築士にかかわる処分制度の改正や、偽装を見抜けなかった建築確認検査制度
○村上参考人 お答えします。 今先生の御指摘のとおり、我々も、最初にこの事件を聞いたときは大変ショックを受けたわけでございます。 しかし、よく考えてみますと、建築学会等でも、例えば確認制度の問題とか建築士の資格制度とかいろいろ研究をしておりまして、過去にも、ある程度問題点があるということは薄々感じていたんではないか。ですから、これは決して一過性の偶発的な問題じゃなくて、構造的な問題だ。それは、設計
○村上参考人 御紹介いただきました慶應義塾大学の村上周三でございます。 今回、社会資本整備審議会の建築分科会会長として中間報告の取りまとめに当たりました。また現在、日本建築学会の会長を務めております。 今回、多くの危険な建物が設計施工されまして、国民の皆様に不安と混乱を与えて御迷惑をおかけしたことを、建築関係者の一員として大変遺憾なことだと思っております。早急に抜本的な対策を示すことができなければ
○村上参考人 お答えします。 御指摘のように、出口規制と申しますか、でき上がった建物の濃度を測定して判断するというのは大変わかりやすいのでございますが、繰り返しになりますけれども、室内の濃度と申しますのは、時刻時刻で変動が大変激しゅうございまして、あるいは生活の状態とか、一度はかったといってそれで決して安心できない。例えば、平均的には指針値を超えている場合にも、たまたま条件がよければパスするような
○村上参考人 御紹介いただきました村上でございます。 私は、社会資本整備審議会の建築分科会の室内化学物質対策部会の審議に参加してまいりまして、審議会の答申の作成に携わってまいりました。 今回の改正法案に関しまして、意見を述べさせていただきます。 社会資本整備審議会の答申は、本年一月三十日に出されております。答申の中身は、集団規定に関するものとシックハウス問題に関するものの二つでございます。私は